九代玉屋庄兵衛は、本名は高科庄次(昭和29年1954年 生れ)。 25歳で七代目に弟子入り。平成7年(1995年)に玉屋庄兵衛を襲名。平成10年(1998年) 江戸末期田中久重が製作した「弓曳童子」完全復元。平成15年(2003年)に日本の江戸からくりの代表作として、自身で製作した「茶運人形」を東京上野の国立科学博物館に寄贈。また、2005年(平成17年)7月、ロンドンの大英博物館に「茶運人形」を寄贈、大英博物館所蔵の『機匠図彙』とともに、日本文化常設館に展示されることとなりました。同年愛・地球博において愛知県館モニュメントとして「唐子指南車」を制作。2011年11月のポルトガル、チェコなど欧州歴訪のように、各国への日本伝統文化ミッションとしてからくり人形の実演など海外での活動行っています。名古屋市北区の自宅兼工房において各地の山車からくりの復元修復、創作からくりの製作を行っています。
近年では、2014年(平成26年)11月7日「愛知の名工」(「愛知県優秀技能者表彰」)として表彰され、2015年(平成27年)京都市より「祇園祭山鉾行事功労者」として表彰される。同年11月9日「現代の名工」(「卓越した技能者表彰」)として厚生労働大臣より表彰されました。
平成8年(1996年)より犬山市の犬山市文化史料館の別館「からくり展示館」に工房開設(現在、IMASEN犬山からくり展示館玉屋庄兵衛工房)、毎週金曜日、土曜日にからくり製作の実演などを行っています。
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1994年(平成6年) | 第2回EUジャパンフェスティバル、ポルトガル・リスボンにてからくり人形展示、実演 | |
1999年(平成11年) | 米国フロリダ州、ディズニーワールド・エプコットセンター日本館にて「からす天狗」 | |
2000年(平成12年) | 独国ハノーバー万博JAPAN DAYレセプション出展のため「新・からす天狗」製作 | |
2002年(平成14年) | 米国ハワイ州ホノルル、まつりインハワイに参加および州知事公館ワシントンプレイスにて「からす天狗」「茶運人形」展示、実演 | |
2002年(平成14年) | 米国モンタナ州、熊本たけのこ会創立50周年公演「モンタナ州文化交流事業」に参加 | |
2002年(平成14年) | スイス文化交流、スイスにて時計、オルゴール、オートマタの工房及び博物館の視察、交流 | |
2004年(平成16年) | 国際交流基金日本文化紹介派遣事業(イギリス、フランス、イタリア、モロッコ) | |
2005年(平成17年) | 米国ロスアンゼルスにて、日米親善交流ジャパンエキスポ2005に参加 | |
2007年(平成19年) | ボストンMIT、ワシントンにて「玉屋庄兵衛の世界」を行う(NPOからくりロボット主催) | |
2008年(平成20年) | 国際交流基金日本文化紹介派遣事業(オーストラリア シドニー、キャンベラ) | |
2009年(平成21年) | スゥエーデン「国際人形フェス」に参加(茶運人形、弓曳童子)) | |
2011年(平成23年) | 5月 | 5月20日~10月10日開催の日カナダ国立文明博物館「伝統と革新の国・日本」の特別企画展に招聘される |
5月 |
韓国「ロボット展」 | |
5月 | 国際交流基金日本文化紹介派遣事業(カナダ オタワ、トロント)「伝統とノ革新国 日本」展 | |
10月 | 国際交流基金日本文化紹介派遣事業(ポルトガル、ドイツ、チェコ、ルクセンブルグ) | |
11月 | イタリアトリノ市において海外初の「からくり展示会」を実施 | |
2012年(平成24年) | 6月 | 6月18日~25日「ピアリストック国際人形劇フェスティバル」(ポーランド)に出演 |
2016年(平成28年) | 5月 | 5月27日~6月7日スペイン、サン・セバスティアン、トローサで開催の「世界人形劇フェスティバル2016 in サン・セバスティアン」にからす天狗、文字書き人形などで出演 |
2017年(平成29年) | 8月 | 愛知県海外PRミッション事業として、シンガポールにて大村知事とともに県PRを行う |
2018年(平成30年) | 8月 | 米国ロサンゼルス市ジャパンハウスにて外務省戦略的対外発信拠点室主催の「Prototyping in Tokyo」展に参加 |
2020年(令和2年) | 1月 | 国際交流基金(モスクワ)からの招聘でロシア・モスクワ公演にて、実演、解説、ワークショップ開催 |